⑦【勝てる形】は待つことで見えてくる:焦らないトレードの極意とは?

RSI重要手法

こんにちは。

今回は「エントリーポイントの形を理解する」というテーマで、トリプルボトムやダブルトップ、ネックラインといったチャートパターンを用いたエントリー判断の考え方を、初心者にもわかりやすく丁寧に解説していきます。

この内容は、「焦らずに“形”を待つ」ことの重要性を再認識し、再現性のあるトレードスタイルを築いていくための土台となります。最後までじっくり読み進めてみてください。

なぜ“形”を待つことが大切なのか

FXでは、相場の流れを読みながら「ここだ!」という瞬間にエントリーするのが基本ですが、多くの人がやってしまうのが“なんとなく”のエントリー。つまり、根拠の薄いところで入ってしまい、損切りに巻き込まれるというパターンです。

この問題を解決するために重要なのが、「エントリーポイントの“形”を明確に決めておくこと」です。具体的には、

  • トリプルボトム・トップ
  • ダブルボトム・トップ
  • ネックラインのブレイク

といった“パターン”を覚えて、それ以外ではエントリーしないという「マイルール化」がとても有効なのです。

トリプルボトム/トリプルトップとは?

トリプルボトムは、同じ価格帯で3回下値を試し、反発してくるパターン。これは「これ以上下がらない」という市場のメッセージでもあります。

反対に、トリプルトップは「これ以上上がらない」ことを示すチャートパターンです。

この3点底(または天井)を確認してから、ネックライン(中央の高値/安値)を抜けたタイミングがエントリーポイントになります。

ポイント

  • トリプルボトムの時は「安値切り下げに失敗した」と判断できる
  • トリプルトップでは「高値更新できなかった」ことを意味する

つまり、“更新失敗”の後にネックラインをブレイクした瞬間に、相場の転換が起きやすいというわけです。

ダブルトップ/ダブルボトムの活用

トリプルの変形として有名なのが「ダブルトップ」と「ダブルボトム」です。これも非常に多く現れるパターンです。

  • W型:ダブルボトム(上昇サイン)
  • M型:ダブルトップ(下降サイン)

ここでも大事なのは、“ネックライン”の存在。2回目の山(または谷)を作ったあと、中央の価格帯を抜けてくるとトレンド転換の兆しと判断できます。

実際のエントリー例

  • 1時間足でRSIが点灯
  • 5分足でダブルボトムが出現
  • 抵抗体を確認
  • 見れたらエリオット波動を見る
  • ネックラインを確定足でブレイク
  • ローソク足が20EMAを上抜いた
  • トレンドラインを上抜いた(水平線とネックラインが重要)

このように複数の根拠が揃うことで、勝率の高い“鉄板エントリー”が可能になります。

エントリーは

  • フィボナッチで計る(最高値から最安値に)
  • 損切位置(最安値)と利確位置(161.8%)をエントリー時セットする
  • 初心者の方は161.8%以上は伸ばさず、しっかり利確して勝ちパターンを頭に染み込ませましょう。

ネックラインとは何か?

ダブルトップやトリプルボトムなどでよく登場する「ネックライン」。これは相場の“分岐点”であり、トレンドの転換点でもあります。

ネックラインを水平線で引いておくと、「ここを超えたら流れが変わるかもしれない」という意識でチャートを見ることができます。

ネックラインを見るコツ

  • 「反発したところ」ではなく「流れが変わった価格」に注目
  • 特に5分足で引くとエントリー精度が高くなる
  • 確定足で超えたことを必ず確認(ヒゲ抜けは除外)

形を待つ=焦らないトレード

多くの人が勝てない原因は、「待てないこと」にあります。たとえ形が整っていなくても、「そろそろ動くかも…」という根拠の薄い予測で入ってしまい、結果的に損切り。

これを防ぐために、自分にこう言い聞かせてください。

「形が出るまで絶対にエントリーしない」

待つことは勇気です。市場の“波”があなたにチャンスを届けてくれるまで、ただ待つ。そして、明確な形が出たときだけ、淡々と入る。

複数の根拠が揃ってこそ勝てる

トリプルボトムやダブルトップだけで判断するのではなく、以下のような根拠も重ねておきましょう。

  • ①RSIの過熱感(70以上 or 30以下)
  • RSIダイバージェンス
  • ②抵抗帯
  • ③ダウ転換、トレンドライン抜け、ネックライン抜け
  • ④フィボナッチの161.8%と200%
  • ローソク足の反転サイン(ピンバー、包み足)
  • ⑤20EMAとの位置関係
  • エリオット波動

5つが特に重要です。

このように、複数の要素が重なったときこそ、「鉄板エントリー」が完成します。根拠が足りない場合は見送りましょう。

焦らないマインドを持つために

トレードでは「負けを取り返したい」「今日中に稼ぎたい」と思った瞬間に、焦りが生まれます。

焦ったときこそ、画面から離れてください。

そして、「今日は形がなかった」と言える自分を育てていくこと。それこそが長期的に勝ち続けるトレーダーの“本当の強さ”です。

まとめ

今回の記事では、エントリーポイントの「形」について詳しく解説しました。

おさらい

  • トリプルボトム/トップ → 転換のサイン
  • ダブルボトム/トップ → W/M型で判断しやすい
  • ネックライン → ブレイク後が勝負
  • 形が出るまで“待つ”勇気 → 焦りは禁物
  • 複数根拠を合わせる → 鉄板の形に絞る

「形が整ったときだけエントリーする」というシンプルなルールを持つことで、トレードの質は劇的に向上します。

ぜひ今回の内容を、自分のトレードルールの中に取り入れてみてください。

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