こんにちは。
今回は「なぜ稼げるようになった後に崩れる人が多いのか?」というテーマで、 FXにおける“継続的に勝ち続けること”の難しさと、その背景について深く掘り下げていきます。
FXの世界では、「最初の壁」を越えることよりも、 「越えた後の安定」を保つ方が何倍も難しいと言われています。
実際、ある程度稼げるようになった後に、ルールを破って資金を失ったり、 メンタルが崩れてドローダウンに陥る人が非常に多いです。
この背景には、“外的な成功”ばかりを追い、 “内側の充実”が追いついていないという心理的なギャップが存在しています。
「稼げたはずなのに…」なぜ崩れてしまうのか?
ある程度トレードに慣れてくると、次のような落とし穴に入る人が増えていきます。
- 月に数万円、数十万円と利益を出せるようになった
- 手法や資金管理にも慣れた
- 「ようやく安定してきたかも」と思い始めた
しかし、そんなタイミングで大きな失敗をしてしまい、 再び崩れるパターンは珍しくありません。
原因は、意外にも「稼げるようになったこと」そのものにあります。
①「もっと稼がなきゃ」と焦り始める
最初は「月5万円でも稼げたらすごい」と思っていたのに、 実際にそれが叶うと、次は「10万円」「30万円」「100万円」と上を目指したくなります。
これは自然な欲求ですが、その過程で陥りやすいのが:
- ルールを守らず無理なロットで勝負する
- 短期間で爆益を狙って手法を崩す
- 一度の勝利で調子に乗り、感情的になる
こういった行動が、「稼げるようになった後の崩壊」を引き起こす大きな要因です。
②「自分はもう大丈夫」という油断
数ヶ月勝ち続けたことで、安心感が出てくると、 「多少の無茶をしても大丈夫だろう」と気が緩みます。
その結果、以下のような変化が起こりやすくなります:
- 検証や振り返りをサボり出す
- 環境認識を怠るようになる
- 「まあこれくらい」で根拠の薄いエントリーをする
勝てていた時の“緊張感”や“自律”を失うことで、 トレードの精度が一気に落ちていくのです。
成功後に崩れる心理の正体:「内面の満足」が追いついていない
こうした崩れの根底にあるのが、“自己満足の欠如”です。
・もっと評価されたい ・もっと数字が欲しい ・もっと速く稼ぎたい
この「もっと、もっと」という外的欲求が膨らむ一方で、 「今の自分で十分だ」という内側の納得感や満足感が追いついていないと、 人はどこまでも追いかけ続けて、崩れていきます。
外的成功 vs 内的充実
トレードに限らず、すべての成功には「外側」と「内側」のバランスが必要です。
- 外的成功:収益、フォロワー数、生活の変化
- 内的充実:納得感、穏やかさ、自分への信頼
このうち、外的なものばかりを追い続けると、心が空っぽになりやすく、 焦り・不安・虚無感が襲ってくるようになります。
継続して勝てる人がやっている3つのこと
では、どうすれば「成功した後」にも安定して勝ち続けられるのでしょうか?
実際に長く勝ち続けているトレーダーたちは、以下のような心構えと行動を徹底しています。
①「十分に満足する」練習をしている
自分が稼いだ額や取り組みに対して、「これだけできたら十分」と ちゃんと満足する意識を持っています。
たとえ月に5万円の利益でも、それを「自分で稼ぎ出せた」と 心から喜ぶことで、メンタルの暴走を防いでいます。
②「自分のためにやっている」という軸を持つ
他人との比較や、SNSでのアピール欲から離れ、 「自分自身が納得できること」を基準に行動しています。
そのため、無理に目標を引き上げたり、プレッシャーに潰されることが少なくなります。
③「お金」よりも「行動の質」に満足している
「いくら稼げたか」よりも、「ルール通りにやれたか」 「冷静に判断できたか」といった“行動ベースの自己評価”をしています。
このスタンスが、勝っても負けてもブレない軸をつくり、 長期的な成長と安定につながっています。
まとめ:「崩れない人」は内面を満たしている
「稼げるようになった後」に崩れてしまう人は、 外側の変化に内面がついていけていない状態です。
・数字だけを追いかけすぎないこと ・“今の自分”に満足する練習をすること ・行動やプロセスに目を向けること
これらの視点を持てるかどうかで、成功の“質”が変わります。
FXは“自己管理”の世界です。だからこそ、成果を出した後こそ、自分自身の内面と丁寧に向き合いましょう。
その積み重ねが、「継続して勝てるトレーダー」への道を支えてくれます。
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